学校の森(ビオトープ)
『学校の森』全景
ビオトープ ビオトープ パーゴラ(藤棚) ログハウス(山小屋)
☆『学校の森』とは
 「学校の森」とは,子供たちが地域の自然から学ぶ体験の場として,校地内に自然森の環境〜雑木林・
野原・水場等〜を復元・創出させたものです。
 本校の「学校の森」づくりは,平成13年に行われた開校10周年記念事業の一つ,「10周年の森」創造
から始まりました。事業はPTA開校10周年記念実行委員会が中心となり,仙台市が平成11年に策定し
た「『百年の杜』づくり行動計画」の『学校の森』事業に参加(小学校では1番目)する形で,学校と地域を
結ぶ住民参加型の活動として進められました。

 平成12年(2000)
  11月 6日  開校10周年記念事業の一環として「学校の森」に取り組むことを決定
 平成13年(2001)
   3月 5日  造成予定地の遊具移設工事開始(〜31日)
   5月22日  「学校の森」づくり委員会を発足
   5月31日  市緑化推進課職員を迎えて,取り組み方等についての説明会を開催

 その後,4回の委員会を経て,児童や保護者の意見を取り入れながら,全体計画の作成を行いました。

  11月 6日  開校10周年記念式典でイメージ画(左画像:泉ともこ氏作)を披露
  12月 7日  開校10周年記念実行委員会の解散に伴い,「学校の森」づくり委員会を解散
「学校の森」イメージ画
 平成14年(2002)からは,新たに保護者・地域住民が参加して発足した,「南吉成・学校を森にする会」が中心となってワークショップを
行いながら,本格的な「学校の森」づくりを進めていきました。また,本格的な造成工事も夏休み中(7月26日〜8月24日)に行われました。   
【ワークショップの内容】
 第1回(1月19日) 『森を生み出すへそ』
       ・野草園園長上田雄規氏による講演会
 第2回(2月24日) 『冬の権現森を歩く』
       ・南吉成の里山「権現森」の冬の自然体験
 第3回(3月16日) 『森の模型を作ろう』
       ・粘土や廃材で自分の「学校の森」を製作
          ⇒学校の森の設計図(左画像)
 第4回(7月20日) 『梅雨の雑木林』
       ・仙台のランドマーク,太白山の自然観察
 第5回(8月24,25日) 『ハンモックを編もう』
       ・遊具となるハンモックの製作(講師:金子和子氏)
          ⇒河北新報朝刊(28日付)に紹介記事掲載
 第6回(9月14,15日) 『山小屋・パーゴラを作る』
       ・休憩場所となる山小屋・パーゴラ(半日陰棚)の
        組み立て(指導:二賀地ガーデン)
 特 別(9月18,19日)『せせらぎ水辺づくり』
       ・水路と池の粘土貼り(中学年総合的な学習)
 第7回(10月12,13日) 『学校の森に木を植える』
       ・造成が終わった「学校の森」に約300本の植樹
植栽計画図(森山雅幸氏設計:平成14年4月)
造成工事前(平成13年6月撮影) 完成直後(平成14年10月撮影)
 第7回ワークショップ後に,通路のウッドチップ舗装とゴムチップ舗装の工事が行われました。そして最後にハンモックが取り付けられ,総面積
2000u(植栽部分1300u)の「学校の森」が完成しました。
 平成15年(2003)は,(財)都市緑化基金(現 都市緑化機構)の「百年の杜づくり基金」と(株)花王の「みんなの森」づくり活動」の
助成を受けて,自然に親しむワークショップを行いながら,保守管理活動を行っていきました。
【ワークショップの内容】
 第8回(4月25日) 『花壇作りと草取り』
       ・学校の森周辺の草取りと花壇の花植え
 第9回(6月7日) 『オカリナ演奏とおしゃべりと』
       ・書家で「言葉石」作家のさとうともに氏による演奏会
 第10回(7月5,6日) 『学校のまわりを緑で囲もう』
       ・生垣の植栽
 第11回(10月24日) 『天水桶・コンポスト作り』
       ・山小屋脇に天水桶とコンポストを設置

 11月には第23回緑の都市賞「読売新聞社賞」<施設緑化部門>
を受賞しました。
オカリナ演奏会 天水桶
 平成16年(2004)も,自然に親しむワークショップを行いながら,保守管理活動を行っていきました。
【ワークショップの内容】
 第12回(2月11日) 『森の木のネームプレートを図案しよう』
       ・ネームプレートの図案を考える
 第13回(5月29日) 『森の木のネームプレートをつけよう』
       ・製作したネームプレートを取り付け
 第14回(9月18日) 『学校周辺のチョウやトンボを観察しよう』
       ・昆虫の観察

 12月には,年間を通して池が枯渇しないように,水道設備が設置
されました。
ネームプレート
 平成17年(2005)から平成20年(2008)にかけては,年1〜2回のワークショップを行いながら,保守管理活動を続けていきました。
    【ワークショップの内容】
平成17年
 第15回(1月27日) 『学校に「ビオトープ」を作ろう』
       ・ビオトロープ講習会(講師:大山弘子氏)
 第16回(11月20日) 『衣更え・冬支度』
       ・枝の剪定,山小屋の化粧直し
平成18年
 第17回(11月11日) 『衣更え・冬支度』
       ・草取り,花壇の花植え,枝の剪定,池の清掃
平成19年
 第18回(11月3日) 『衣更え・冬支度』
       ・草取り,花壇の花植え,枝の剪定,池の清掃
平成20年
 第19回(11月8日) 『衣更え・冬支度』
       ・草取り,花壇の花植え,枝の剪定,池の清掃
     
☆『ビオトープ』とは
 「ビオトープ(Biotop)」とは,ギリシャ語の「bio(命)」と「topos(場所)」との合成語で,生物群集の生息
空間を示す,ドイツ生まれの概念です。「学校ビオトープ」は,人為的に再生された自然生態系の観察モデ
ルを指し,環境教育の一環として全国的に取り入れられています。
 本校の「ビオトープ」づくりは,平成16年度から仙台市が「スクールパートナーシップ推進事業」の一環として実施した「学校ビオトープの推進事業」に応募,「学校の森」の水路と池を改修する形で,平成17年(2005)から始まりました。
 前年の12月に水道設備が整備されるまでは,主な水源が雨水やその水を溜める天水桶のみでした。その
ため,池の水がすぐに枯渇してしまい,年間を通して生物の観察をすることができませんでした。
 設置には,設計段階から4年生児童が環境学習(総合的な学習)の一環として関わりました。
 「わたしたちのビオトープを作ろう」(学校だより特別版2006.2.1)
作業前のせせらぎと池
     
     
     
 平成22年(2010)には,これまで維持・管理の中心となってきた「南吉成・学校を森にする会」が,会員の減少もあり,実質的な活動を停止してしまいました。
☆新たな取組
 平成24年(2012)からは,前年度,開校20周年を機に発足した,「南吉成小学校学校地域支援本部」が中心となって,新たに保護者や地域の方々から「学校の森ボランティア」を募り,「権現森自然研究会」の協力を得て,ワークショップを行いながら,「学校の森」の維持・管理を進めることになりました。ワークショップには児童や保護者,地域の方々が参加しています。
     【ワークショップの内容】
 ・木のネームプレートを製作し,取り付ける
 ・巣箱を製作し,取り付ける
 ・ネイチャークラフト
 ・焼き芋
 ・剪定作業
          など
    平成27年(2015)には,学校の森の新たな取組について「新潟日報」と「新潟テレビ21」から取材を受けました。
【ワークショップの内容】
 ・学校の森案内板設置 (愛称「南吉はっけんの森」)
 ・山野草の植樹
 ・燻製づくり
 ・七夕飾り作成
 
 9/7 ハギの花が咲いています   下草の中にはキノコも発見。 9/24(木) ヤマボウシの赤い,かわいい実
       
  2/14(日)「学校の森・ワークショップ[」にて
樹名板を取り付けました
 秋分の日も過ぎ,木々の中には  葉が色づき始めるものも・・・